「知識を操る超読書術」を読んだ

2025-05-11T13:07:05.269Z

僕がこれを購入したのは2020年の1月。かれこれ5年以上積読を果たし、熟成に熟成を重ねたこの本をようやく消化し、自身の知識として落とし込むことができたので、その紹介や感想的なものを書いていきます。

読んだ本

知識を操る超読書術

出版社: かんき出版
発行日: 2019年11月20日
著者: メンタリストDaiGo

どんな本なのか?

タイトルの通り、「知識を操る」読書術についてさまざまなテクニックが紹介されている本です。

読んでいる最中だけでなく、読む前の準備、読んだ後の要約やアウトプットのテクニック、睡眠や反復学習といった読書外での記憶力を向上させるためのテクニック(コラム)など、読書の方法論やそれによる記憶への定着のためのテクニックが科学的根拠のある研究データなどを交えて解説されています。

4章で構成となっており、「非科学的な読書術に対する誤解」、「読書前の準備のテクニック」、「理解力・記憶力を高めるための読書のテクニック」、「獲得した知識のアウトプットのテクニック」といった内容が解説されています。

章ごとの関連は薄く、自身の読書における課題や悩みに関連する章から読み進めても違和感なく読み進めることができます。

ただ、時折「それはあなた(著者)が本の虫だからやろ!」と言いたくなる考え方や、メンタリスト特有のものなのか、やや胡散臭いと感じる内容もありました。
特に4章のSPICEの公式のIncongruity(意外性)に関する解説は「言いたいことはわかるけど自分はそもそもこの手法マネしたいと思えへんわ...」とか呟きながら読んでいました。めっちゃゴリ押ししてくる訪問のセールスマンみたいな手法じゃん、という感じで微妙な気分になっています。
著者特有の表現による部分(メンタリスト特有なのか、著者の性格特性によるものかは謎)については、合う合わないありそうなので、自分なりの価値観を持って読めると良いかなと思います。

どんな人にオススメか?

読書において、以下のような悩みを持っている人には有効だと思います。

先述したとおり、専門家の研究結果などのエビデンスに基づいたテクニックが多数解説されています。
結構な数のテクニックが紹介されていますが、全てを取り入れようとはせず、解説されているテクニックの中から「これは自分に合いそうだな」と思ったテクニックを少しずつ取り入れて、以降の読書時に意識してみる、といった使い方をすると良いのではと思います。
そもそも、人によって読書における悩みはさまざまなので、「悩んでいないポイントに対するテクニック」を無理に試す必要はないかなとも思います。

何から変えたらいいかわからないけど、少しでも読書に対して苦手意識を克服したい。みたいな気持ちがある人にとっては何かしら参考になる知識やテクニックが抽出できると思います。

印象に残ったこと

前提として、僕はこの本を読むまで、読書に関して何の知識もテクニックも知らない状態で読んでいます。
なので、自分なりに読書術を持っている人にとっては「何を当たり前のことを...」と感じられるかもしれませんが、僕の場合は以下の内容が印象に残っています。

僕の場合、本は「買ったら読破しないといけないもの」という謎のバイアスが働いていたこともあり、このバイアスが本書によってぶち壊されたことが特に印象に残っています。

僕が本書に求めていたものは「どうやって読書時の内容を長期間覚えて生活に活かせるか」であったので、それについて関連が強そうな3章(読書のテクニックを紹介している章)を特に重点的に読んでおり、他人へのアウトプットはそこまで求めているものではなかったので、それらを解説している4章はスキミング重視でサラッと読むだけで終わっています。早速実践に活かせた、というわけですね。

また、上記以外にもコラムや具体例として「運動が記憶力の向上に大きく関連していること」や「睡眠や読書の合間の休憩が記憶への定着に貢献すること」など、読書そのものに留まらず、記憶力に関連する知識についても実際の研究結果などに基づいて紹介されており、興味があるところをスキミングしやすい本になっていると思います。

感想

読書に対する知識ゼロ、なんなら「読書は苦手だし、好きでもない」というスタンスの僕が、本書を読んだ上で、以降の読書に対して以下のようなプロセスを取り入れるようになりました。

僕は読書は苦手だけど、メモしておくのは結構好きな人間なので、上記のように事前準備・読書中・読書後のプロセスを固めてみました。
実際、このレビュー記事は上記のプロセスの結果として出来上がったメモを参照して書いており、「自身が何を大事だと感じたのか」が非常に想起しやすくなっています。

まだこの本の感想で試しているだけなので、他の本も手に取って、同じように上記のプロセスを試して、記憶への定着がどの程度実感として改善されているのかを試してみたいなと思います。

「本読んでも全然覚えられねぇ〜〜」とか、「最後まで読めないしめっちゃ積読してまう〜〜」って人にぜひ読んでもらいたい本でした。

全然この本とは関係がない余談をして締めますが、こうした感想文的なものを書いている時にユーモアを交えたり、読んでいて楽しいと思える文章を書く能力が無さすぎるので、今度は「どうやって読み手をほくそえませるか」についてインプットができる本を探したいなと思ったりしています。

鍛えてぇ、文章力を...